2020年度最後の文化紹介では「香港の旧正月と食文化」を会員のイップさんにご紹介いただきました。
コロナ禍で移動の制限がある中、講師は、イベントを通して皆さんが旅行に行った気分になってもらえればとこの日のために何度もプレゼン資料を練り直してくれました。

そんな充実したイップさんの発表から、少しだけ香港のエピソードをご紹介します。
香港には揮春と呼ばれる、日本で言うならば書初めのような風習があります。
揮春には健康・金運などの願い事が四字熟語で書かれています。旧正月に向けて、スーパーなどで配られます。（買うこともできる）
これを家の扉回りを中心に、部屋ごとに4～8枚ほど貼り、その年の幸運を願います。
今回は、参加者に事前に中国語で書かれた揮春の意味を当てるクイズを出していましたが、中には日本語にも似た表現を持つものもありました。
例えば、”一帆風順”。
中国語を知らない人でも、なんとなく予想がつくのではないでしょうか？
そうです、”順風満帆”ですね。
こんな風に、今回は日本と似た点、異なる点を比較しながら楽しく香港の旧正月を学びました。

まだまだ続きそうな自粛ムードですが、オンラインでも海外気分を味わえる企画を準備しているので、次回も楽しみにしていてください♪

講師紹介
イップ・ウェイヤンさん
日本在住歴12年
香港で生まれ育ち、大学からアメリカでの生活を経験。仕事を機に来日。
休みの日は趣味の旅行やグルメを満喫しながら、語学スキルアップやMIFAでのボランティア活動にも勤しむ。